ボツワナでは、主要な公共の交通機関として、コンビと呼ばれるミニバスとタクシーがあります。どちらも届出された営業車ではありますが、お世辞にも整備状態が良いとはいえません。ナンバープレートが青色。ほぼ、トヨタのハイエースを改造した車両で、運転手込みで19人くらい乗ります。
首都Gaborone(ハボロネ)で研修を受けていた時は徒歩圏にスーパーもありほとんど利用することがありませんでしたが、任地であるFrancistownに来てからは、タウン(市街地)から10kほど離れたところに住んでいて、週に1、2回はコンビを利用してタウンまで往復しています。
Gaboroneには多くのルートがありましたが、公共の交通機関なのに路線図もなければバス停の標識のようなものもありません。もちろん時刻表も。過去に活動された隊員の方が作られたルートマップがいくつかありました。また以下のようなサイトもありました。
始発、じゃないですが、何時から走っているのか、どこにも情報がないんですね。日本の感覚からすると不思議で仕方ないのですが、ずっとそこに住んでいる人が、長い間、必要に応じて(乗る人、乗せる人の間で)調整しながら不便なく運用されているシステムなのでしょう。乗った時によって、回るルートも微妙に違ったりします。
朝ランするようになって、どうも6時前から走っているっぽいことがわかりました。タウンで働く人や学校に通う子供などが利用しているようです。
Francistownにもタウンのバスランクを起点に、各方面に10くらいのルートはありそうです。先日、コンビの中で隣の人にルートマップのようなものはないのですかねと尋ねたら、「そんなものはないねぇ。隅々まで行ってみたいなら、バスランクから一つずつ、終点まで乗ってみて戻ってくるといいよ」と言われました。
カレッジのスタッフからも、タウンもいいけどビレッジも行くといいよと言われたので、少しずつ違うルートでビレッジの方へも行ってみようと思います。
料金はどれだけ乗っても一律7プラ(70円くらい)。現金支払いで、これも車や時間帯、上り下りでいろいろですが、走ってる間に集められたりするので、後方の座席から手渡しでお金が回ってきたりします。お釣りを待っている人が、硬貨で払おうとしている人のお金を取って勝手にまとめたり、性善説じゃないですが違和感なく皆さん料金を扱っていて最初は驚きました。
あまりたくさん買い物したものを持ち込むのも気が引けるのですが、そうも言ってられないので気にせず乗っちゃうようになってきました。
今日はコンビの中で、初めてカランガ語を聞きました。ほんとに何を言っているかさっぱりわからず、英語でなんという意味か、少し教えてもらいました。こちらが珍しいのか、話しかけてくれることも多く、思いがけず会話ができるのもちょっとしたコンビニ乗る楽しみです。
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